2023年の世相を象徴する食として、大手飲食店情報サイトが発表している「今年の一皿」が12月4日「ご馳走おにぎり」に決定しました。空前のおにぎりブームが静岡県内にも広がっていて、様々な企業がおにぎり業界に参入し、バラエティに富んだ競争を繰り広げています。<肉屋堀もと パルシェ店 細澤大二郎店長>
「こちらの和牛のローストビーフで作った、肉むすの牛です」
<杉本真子キャスター>
「豪華ですね」
JR静岡駅の駅ビルにある藤枝の焼き肉店が経営する弁当店です。肉むす(牛)は1個450円(税込)。<肉屋堀もと パルシェ店 細澤大二郎店長>
「中のお米が通常の白米ではなく、お茶の佃煮を混ぜ込んだお米になっている。中心に自家製の卵黄の醤油漬けが入ったおむすびになっています」
多い時には、一日に60個以上が売れる人気のご馳走おにぎりです。
<肉屋堀もと パルシェ店 細澤大二郎店長>
Q.贅沢なおにぎりした理由は?
「お肉に精通しているという意味で、すごい良いおむすびを一個作ろうかなというところで」大手飲食店情報サイト「ぐるなび」がその年の世相を反映し象徴する食として発表する「今年の一皿」。2023年は「ご馳走おにぎり」でした。
<肉屋堀も とパルシェ店 細澤大二郎店長>
Q.おにぎりの需要は高まっている?
「需要は高まってきている」2人以上の世帯が1か月あたり「おにぎり」に使う金額は近年、右肩上がりで、2023年10月の実績は、2年前の1月に比べ約1.5倍に。おにぎりブームを裏付けるデータといえます。このブームを追い風に具ではなくお米で勝負しようという店も。2023年2月、富士市にオープンした専門店「まいまい亭」は20種類以上のおむすびをすべて店内で作っています。一番人気は、定番の具「シャケ」です。<杉本真子キャスター>
「ふわふわ。炊き立てのご飯をそのまま食べてるみたいです。具もたっぷり入って、塩気の付いたご飯とすごく合います」
お米はマイスターが厳選した、冷めても固くならないおにぎり専用のブレンド米で、沖縄産の塩を使っています。注文が入ってから作るので、できたてホカホカのおにぎりが客から人気です。<まいまい亭 加藤啓恵代表>
Q.2月にオープンしてから、お客さんの反響は?
「今ちょうど、おむすびブームということもあって、たくさん注文をいただいている。人の手で握ったできたてが、一味違うところをお届けしたい」
おにぎり専門店の新規オープンは2022年と比べ1.5倍に増えています。物価高が続く中ですが、米は価格が比較的安定していて、出店に必要な調理器具などの初期費用が抑えられるのが人気の理由です。<客>
「きょうは、しらすねぎと豚キムチと納豆大葉です。子育て中は温かくてホカホカのおにぎりをなかなか食べられない。ここだと食べられるので、よく利用している」
「持ち帰りやすいところもいいところ」コロナ禍でテイクアウトが定着し、この店では平日400個、休日800個が売れています。進化系のおにぎりが充実することで私たちの食文化がさらに豊かになることも期待されます。
<肉屋堀もと パルシェ店 細澤大二郎店長>
「最近になって皆さん、旅行に出かけるとか外に出る方も多くなってきて、お弁当プラスもう一品とか、そういった意味ですごく売れているのかなと思う」
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/884324